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オリンピック金メダルの値段 〜 中国人金メダリストたちのその後

ロンドン五輪金メダル

ロンドン五輪が終了して早くも2週間が経ちました。
中国の金メダル獲得数は38個で、46個を獲得したアメリカに次いで2位でした。
史上最多、38個のメダルを獲得した日本も、金メダル獲得数では7個でしたから、実に日本の5倍以上を獲得したことになります。スゴイですね。

さてその金メダリストたちですが、国民のヒーローとして破格の待遇を得ているようです。国からの報奨金の他にも、活躍に応じてスポンサー企業などから現金や不動産などを支給されています。
また一部の選手は企業とスポンサー契約を結び、CM出演などで高額のギャラを得ることとなります。
多くの選手はオリンピックでの金メダルとその後の豊かな生活を夢見て、子供の頃からの厳しいトレーニングに耐えてきたわけですから、夢が叶って本当に良かったとおもいます。

一方で、これだけ多くの金メダリストを生み出す国ですから、世代交代も速く、競技の世界に何らかの形で残り続けるのは難しいようです。
ネット動画サイト『優酷』に北京五輪の女子体操団体で金メダルを取り、その後引退して学生生活を送っている李珊珊さんのドキュメンタリーがアップされていました。

平均台の女王と呼ばれた彼女ですが、今は北京市内の大学に通っています。
競技からは引退し、新たな人生を歩き始めた彼女ですが、小さい頃から練習を最優先する生活を続けてきたため、勉強などはついて行けないケースも多いようです。

金メダルを獲得できなかった選手ともなると、その後も政府や企業からの支援を受けられず、かといってこれまで一般常識と異なる世界に住んでいた彼らですから、なかなか新しい生活に溶け込めない人もいます。

李珊珊さんのドキュメンタリーはそんなメダリストたちの葛藤を知ることができます。

 

つぶやき
ジョギングさえも続かない僕には無理です。
尊敬します。

 

男子110Mハードルの国民的スターが2大会連続のアクシデントで、新浪微博は五輪期間中最大のツイートを記録

劉翔が2大会連続のアクシデント

男子110メートルハードルの劉翔選手は、中国で最も有名なスポーツ選手の一人です。
アジア人は勝てないと言われていた陸上の短距離種目である110メートルハードルにおいて、2004年のアテネオリンピックでは12.91の世界タイ記録で金メダルを獲得、2006年のローザンヌ国際では12.88の世界新記録を達成しています。

しかし自国開催となった2008年の北京オリンピックでは、2大会連続の金メダルが期待されながらも、アキレス腱のケガの影響により一次予選で棄権、今回のロンドンオリンピックでも予選スタート直後、1台目のハードルに足をぶつけ転倒、復活は果たせませんでした。

中国13億人の代表とまで言われ、期待が高い選手だけに、北京オリンピックでの棄権の際も国民からのバッシングにさらされた彼ですが、今回も国民の反応は強烈でした。
今回のオリンピックはソーシャルメディアのオリンピックと言われていますが、中国版Twitter+Facebookである「新浪微博(Weibo)」でも競技開始から1時間の間に410万ツイートを記録、今オリンピック期間中の新記録となりました。
同じ話題についてツイートする際に使うハッシュタグでも、「#刘翔摔倒#」はこの24時間で1200万ツイート以上を記録しています。

今回も劉翔選手に対するコメントは賛否両論ですが、あまりの反応の大きさに、劉翔選手の地元上海政府のオフィシャル新浪微博アカウント「@上海発布」では、劉翔選手を支持するコメントをツイートしています。

前回の北京オリンピックは、自国開催ということもあり、家族や親戚が集まってオリンピックをテレビ観戦する光景が見られましたが、今回は8時間の時差の問題やインターネット動画サイトに競技映像がアップされていることもあり、若者層は「ネット観戦+ソーシャルメディアで友達と共有」というパターンが多いようです。

 

つぶやき
今日の上海は台風の接近により暴風雨です。
学校は休校、会社によっては振り替え休暇とするとこもあるようです。

[新浪微博]

 

ロンドン五輪開幕直前!微電影(マイクロフィルム)「平凡人的奥林匹克」

平凡人的奥林匹克

ロンドンオリンピック開幕まであと9日。
今回のオリンピックはどうも盛り上がりに欠けるなんて言われてますが、メダルの大量獲得が期待される中国は盛り上がってきています。
今回はそんなオリンピックのネタです。

中国ではYoutubeへアクセスすることは出来ませんが、ローカルの動画サイトが大変な人気です。中国のネットユーザーはテレビよりも動画サイトでのコンテンツ視聴を好むとの調査結果も出ているくらいネット動画好きです。

一方でテレビの広告料金は日本の在京キー局のゴールデンタイム並の価格です。
テレビチャンネルが100近くある中国では、視聴率が1%台でも大ヒットです。
人口が日本の10倍とはいえ、かなりの割高感です。

そこで人気なのが「微電影(マイクロフィルム)」と呼ばれるショートムービーを制作して動画サイトで公開するプロモーション手法です。
動画サイトでの公開はほとんどタダですから、その分コンテンツの制作に予算を使えます。
最近ではグローバル企業から中堅企業まで「微電影」がちょっとブームです。

今回ご紹介するのは、ロンドン五輪中国ナショナルチームの公式 スポンサーで乳製品の大手 の「伊利」が公開している微電影「平凡人的奥林匹克」です。
奥林匹克はオリンピックと読みます。
一本約3分のショートストーリーが全部で5話ありますが、本日時点では第4部まで公開されており、4月の公開以来シリーズ合計で2600万回も再生されている人気コンテンツです。
各話は健康がテーマになっていて、スポーツに関わる中国の一般市民を追ったドキュメンタリー風の作品です。

中国語が分からなくても理解しやすい内容なので、是非見てみてください。

 

つぶやき
冷房のせいか風邪を引いてしまいました。
みなさんもお気をつけください。

[平凡人的奥林匹克]