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中国でのアフィリエイト・マーケティングについて

今週から、週毎にトピックを決めて書いてみたいと思います。
理由は、過去のエントリーを読み返したときに、表面的な記事が目に付いたこと、原因を考えると最大の理由は「毎日新しいネタを探さなければならない」と考えたからです。
一週間同じトピックで書く分、記事のクオリティが上がるはずです。

今週のトピックは「中国でのアフィリエイト・マーケティングについて」です。
アフィリエイト・マーケティング(以下アフィリエイトと略します)とは、広告主がウェブサイトやブログなどのサイト運営者に、商品やサービスの紹介をしてもらい、これらのサイト経由で獲得した売上金額や資料請求数に応じて、広告主がサイト運営者に成果報酬を支払うものです。
多くの場合は広告主とサイト運営者のマッチングを行う、アフィリエイト・プラットフォームを利用してキャンペーンを実施します。

報酬はマーケティングの目的により、以下のタイミングでサイト運営者に支払われます。
CPC

インターネット利用者が、サイト運営者のページ上に掲載されたリンクをクリックし、広告主のサイトを訪問した時点で成果とみなされます。

CPA
インターネット利用者が、サイト運営者のページ上に掲載されたリンクをクリックし、広告主のサイトを訪問した後、特定のアクション(会員登録、資料請求など)を完了した時点で成果とみなされます。

CPS
インターネット利用者が、サイト運営者のページ上に掲載されたリンクをクリックし、広告主のサイトを訪問した後、商品やサービスを購入完了した場合、その購入金額に応じて成果とみなされます。

アフィリエイトには大きく分けて3つのタイプがあります。
1. マッチング型

広告主とサイト運営者をマッチングする専門プラットフォームを利用する形式です。
広告主にとっては、自社でサイト運営者を探したり掲載交渉したりする手間が省け、短期間で大規模なキャンペーンを実施することが可能です。
一方でサイト運営者にとっても、多数の選択肢の中から、自分の運営するサイトに合った商品やサービスを選択することが出来るため、収入を得る確率が高くなります。
日本ではバリューコマース、A8、リンクシェアなどのプラットフォームがあります。

2. 単一サイト型
商品カテゴリと掲載商品数の多い、大規模なEコマースサイトで利用されることが多い形式です。この場合、サイト運営者から見た広告主は1サイトのみです。
サイト運営者は広告主のサイトに掲載されている商品の中から、紹介したい商品を選んで自分のサイトで紹介します。
日本ではアマゾン、ヤフー、楽天などがプラットフォームを提供しています。

3. 広告型
プラットフォームが配信する広告を掲載する形式です。
掲載サイトのコンテンツをプラットフォームが解析し、最適な広告を自動配信するため、サイト運営者はページ内に広告表示用のコードを埋め込むだけです。
運営が手軽な分、導入するサイトが増えるため、広告主にとっても選択肢が増えます。
日本ではヤフーやグーグルなどがプラットフォームを提供しています。

アフィリエイトと似たマーケティング・ツールにドロップ・シッピングがあります。
アフィリエイトは自社のサイトに高品質の見込み客を誘導することが目的ですので、商品の売買は広告主と購入者の間で行われます。一方でドロップ・シッピン グと呼ばれるマーケティング手法では、サイト運営者が商品を紹介するところまでは同じですが、商品の販売主体者は広告主ではなく、サイト運営者となりま す。

 

基本的にアフィリエイトのタイプは中国でも同じです。
明日からは個々のタイプについて中国での具体例を入れて解説していきたいと思います。

 

つぶやき
昨日車のメンテナンスのためにディーラーへ行ったのですが、混んでるはずなのにガラガラ。
みんなF1観に行ってたんでしょうか。
おかげで待ち時間節約できて助かりました。

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中国のアフィリエイト広告プラットフォームは1000以上存在!

 

淘宝とヤフージャパンの日中間ネットショッピング「淘日本(Tao Japan)」がサービス停止

淘日本(TaoJapan)閉鎖のお知らせ2010年6月1日に、中国Eコマース市場で圧倒的なシェアを誇る淘宝と、日本最大のアクセス数を誇るポータルサイトのヤフージャパンが提携し、両サイトのショップに掲載されている商品を、双方のユーザーが買えるようにしようという取り組みがスタートしました。

中国側のサイトは『淘日本(Tao Japan)』と呼ばれ、様々なジャンルの商品が中国のネットユーザーに向け販売されました。
しかし、いくつかの大きな問題点がクリア出来ず、開設から2年弱となった4月4日、サービス停止となった模様です。

問題1: 精度の悪い機械翻訳
淘日本に掲載される商品は、商品名や商品説明が機械翻訳で日本語から中国語に変換されていました。しかし翻訳精度が悪く、かつ人によるチェックが介在しなかったため、中国の消費者からみると意味の分からない商品説明となっていることも少なくなかったようです。
これは日本側でも同じで、ネットユーザーの間でも指摘されていました。

問題2: 高い送料
淘日本で購入した商品は日本の出品者から直接送られますが、国際便となるため送料が高額となります。大きくてかさばるような商品となると、商品そのものの価格よりも送料の方が高くなってしまう「逆転現象」が起きていたようです。

問題3: 届かない商品
淘日本でからの商品は、香港を経由して中国の消費者へ届けられるよう、サービス設計されていたようですが、関税回避を狙った方法だったため、しばしば通関時にトラブルとなり、購入者へ商品が届かないケースもあったようです。一時期はその割合が3割にも達したとか。

問題4: 商品代金は全て先払い
淘日本で購入する商品の代金は全て先払いとなります。
一方で中国で一般的なEコマースの決済手段は代引きか支付宝(アリペイ)をはじめとするエスクローです。中国では、消費者は商品が届いてその品質を確認するまで、支払いをしないのが一般的なので、海外ショップへの先払いには大きな不安を持ったユーザーも多かったのではないでしょうか。

問題5: 問合せしても言葉が通じない
中国の消費者が使い慣れている淘宝には「ワンワン」というチャットツールがあり、消費者は購入前や購入後にショップへ対して価格や配送など様々な質問をすることが出来ます。
当然、淘日本でも消費者は様々な質問をしたようですが、日本側のショップには中国後で回答できるスタッフはほとんどいません。先述の商品が届かない問題や決済問題と合わせて、消費者の不安感や不信感を高めてしまったようです。

 

淘日本ではこれらサービス面での課題の他にも、中国で圧倒的なシェアを持つ淘宝が、クロスボーダー取引と呼ばれる、海外から(基本的に関税を支払わずに)商品を中国国内の消費者に届けるサービスを開始したため、中国税関も課税対象となる商品価格を大幅に引き下げるなど、ビジネス環境面でも課題が発生するなど困難が続きました。

最近でもEMSを利用したクロスボーダー取引に対する課税が強化され、海外での代理購買をメインとしているショップが営業停止状態になっているとの報道もありました。
先日の全人代でも内需拡大を重視する旨の施政方針が発表されており、国内流通企業を圧迫するクロスボーダー取引や商品密輸などへの取り締まりが厳しくなることが予想されます。

 

つぶやき
今日は一日オフィスの引っ越し作業。
肉体労働疲れた~。

 

[淘日本]