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巨大セール合戦の闇〜虚偽プロモーション

お客様を騙すのはダメ。ゼッタイ。

いよいよ明後日となった「双11」。
ネット通販各社はこの週末に大セール合戦を繰り広げます。
特にこの「双11」の仕掛け人ともいえる天猫(Tmall)は、特集サイトでの事前予告にも力が入っています。

天猫ほど販促予算をかけられない中堅どころのネット通販は他社と連合を組んでいます。凡客诚品、优购网、乐蜂网、红孩子などのカテゴリに特化したサイトなどです。

一方で、ちょっと元気が元気がないと言われるのが、京東商城、易迅、国美、蘇寧電器などの家電量販系です。
これら家電量販は、8月15日にも大価格戦を展開してばかりで、かなりの痛手を被ったばかりなので、前回のような「競合○○の価格には絶対負けません」みたいな、名指しで価格競争するようなことはしていません。

このような大セールの際に問題となるのが虚偽プロモーションです。
代表的なものには、
ー セール直前に値上げしておいて、○○%引き、半額などとする。
結局元の価格から安くならない。

ー 約束したとおりに値引かない。

ー 勝手に注文を取り消す。

ー 在庫があるのに欠品と表示する。

などです。
まぁ、これは今回のような大セールのときでなくてもあることで、特にセール直前に値上げしておいて、大幅割引に見せるような手口は、街の年末年始セールでもよくあるそうです。
ただ、ネット通販となるとセールの規模が巨大となるので、政府もこの虚偽プロモーション問題に注目しているそうです。

家電量販大手の国美は、虚偽プロモーションを絶対許さないと明言していて、逆に「国美でなら安心して買い物できますよ」などと宣伝材料にしているくらいです。

いよいよ今週末。
注目です。

 

つぶやき
僕は双11の買い物の予定ないです。
昨日ユニクロでセール品のダウンジャケット買っちゃったので。

3C通販 易迅の修理サービスが便利

カメラ壊れました orz
Canon S100V今年のTEDxShanghaiイベントの直前に購入したキヤノンのS100V(日本のS100と基本同モデルですがGPS機能がありません)、先日の北海道旅行中に急に動かなくなってしまいました。
ちょうど上の写真のように、レンズが出たまま動かなくなり、電源を入れてもエラーメッセージが出た後電源が切れてしまいます。

購入したのは3C系ネット通販、修理依頼の方法をネットで調べてみました。
すると予想以上に良くできた修理サービスだったので、ご紹介したいと思います。

中国モデルで中国で3C通販大手サイトといえば、京東商城と易迅です。
3Cとは
Computer – コンピューター
Cellphone – 携帯電話
Consumer Electronics – 家電
のことで、日本における家電量販店のような位置づけです。

過去に何度か書いたように、中国3C市場はネットとリアルが直接バトルを繰り広げる過酷な市場となっています。

件のカメラを購入したのは易迅だったので、注文履歴を見てみると「報修」という修理依頼のリンクがあるではないですか!
クリックすると以下のようなフォームが出てきます。
易迅の修理依頼フォーム修理を依頼したい商品を選択して、症状を書きます。
その後は商品の集荷オプションを選択するだけです。
商品は自分でサービスセンターに発送するか、有料で集荷に来てもらうこともできます。サービスセンター近くに住んでいる人は直接持ち込みもOKです。

集荷の料金は商品の大きさや重さにより異なるようですが、僕のカメラの場合6元(約75円)とのことなので、集荷に来てもらうことにしました。
集荷時間も選択できますが、最短で半日以内の取りに来てもらえます。

依頼を出すと、マイページの「修理/返品・交換」ページに申請内容がリストされ、ステータスを見ることができます。
修理ステータス 注文情報と同様、審査通過しましたとか細かくステータスが更新されるので、安心感があります。

通常、日本の通販サイトでも返品はサイト上でも受け付けてくれることが多いですが、修理まで責任持ってくれるとは、なかなかいいサービスです。

 

つぶやき
先月の30day challenge後、しばらくブログ更新できてませんでした。
反動って怖いですね。

こちらの記事もどうぞ
– 中国ネット家電通販「国美、蘇寧、京東」の戦いがすごいことになってる。
– 家電通販ナンバーワン 京東商城(じんどん)

[京東商城] [易迅]

 

中国ネット通販の価格競争はチキンレースの様相

中国企業の会計年度は全てカレンダーどおりなので、8月は2012年の第2四半期と半期決算報告が出る月です。
ネット系企業の決算では、全体的に広告メディア系企業の決算が好調で、求人サイト大手の「前程無優(51job.com)」は第2四半期の売り上げが3.604億元(約5670万USD)と、前年同期比8.4%の成長でしたが、利益は1.146億元(約1800万USD)と、前年同期の8350万元から37.3%の増加と、大きく成長しています。

一方で、巨額の赤字を出し続けているのがネット通販です。
株式上場時の市場価値を高めることを狙ったユーザー獲得競争のため、特に3Cと呼ばれる携帯電話、家電、パソコンなどの家電系ネット通販は、欧米のファンドから獲得した100億円単位の資金の多くを値引きなどのマーケティング費用に使っています。
代表的な例は家電通販大手の京東商城や易迅などです。
粗利ゼロキャンペーンなどを大々的に展開し、新規ユーザー獲得に必死です。

ネット通販では取扱商品が同じものが多いため、どうしてもユーザーがサイトを選ぶ基準は価格になってしまいます。利益確保のため自社だけ価格を上げてしまうと、ユーザーが離れてしまうリスクが高くなります。

しかし既に上場してしまった企業や、他社の傘下に入った企業は、実業である商品の販売により利益を出すことを求められるので、価格競争から抜け出したくてたまりません。

今週は中国版アマゾンといわれる「当当網」の李国慶CEOやネットスーパー「1号店」の于剛董事長などが値引き合戦などについてコメントを出していますが、この2は既に上場したり、他社の傘下に入っている企業です。

家電量販大手の蘇寧電器はリアルもネットも展開する企業ですが、やはりネット通販に客が流れている影響が大きいのか、ネットも実店舗も同価格という価格ポリシーを打ち出しました。

まだまだ激戦の続くネット通販業界ですが、消費者にとっては安く商品が買えるボーナス期間のようなものでお得ですね。

 

つぶやき
来週あるカンファレンスで講演することになったので、
今週末は資料つくります。