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中国向けサイトのウェブサーバー選び

中国では、インターネットは政府の規制対象となっており、中国国内でのウェブサイトの開設には政府登録(ICP备案)が必要です。ICP登録できるのは中国国籍を持つ個人、または中国国内の法人のみとなっています。
外国企業等で中国現地法人がない場合、中国国外にサーバーを設置することになりますが、その場合はいくつか注意しなければならない点があります。

百度(Baidu.com)のリスティング広告は、中国国外の外国法人が海外に設置したウェブサイトでも広告出稿が可能です。

 

中国国内でウェブサイトを開設

全てのウェブサイトは、中国国内のデータセンターにサーバーが置かれていること、政府への登録(ICP許可証)が完了し、ICP許可番号をウェブサイトのホームページ下部へ表示していることが必要となります。
ICP許可証には経営性と非経営性の2種類があります。
経営性許可証は主にポータルサイトやEコマースプラットフォームなどのサービスを提供する場合に必要で、通常外資系企業には許可されません。
企業や製品の紹介サイト、広告キャンペーンサイト、Eコマースでも独自の決済システムを提供しないものなどは非経営性の許可証で開設できます。

ホスティングサービス
阿里云 (https://www.aliyun.com/

巨大ECプラットフォームのタオバオ/Tmallを運営するアリババグループのサービスです。
タオバオの膨大なトラフィックでも落ちない強固なインフラが売りです。
共有ホスティングからAWSのようなサービスまで幅広いラインナップです。

ICPの申請には写真撮影が必要なのですが、提携写真店が多く便利です。

小規模な企業サイトなどはここの共有ホスティングがおすすめです。
安いものだと年間5,000円程度からあります。ただしメールは別途契約が必要です。

 

西部数码(http://www.west.cn/

シェア2位の会社です。
こちらも共有ホスティングからAWSのようなサービスまで幅広く対応しています。
中国のホスティング会社はWindow OSやMS SQLのバージョンが2008で止まっちゃってるところが多いのですが、ここはOS、MS SQLともに2012が選択できるので、Windowsサーバーで運用する必要がある場合は選択肢が多いです。

私のプロジェクトでもWindows 2012が必要な場合はここをおすすめしています。

 

 

中国国外でウェブサイトを開設

中国に現地法人がない場合は、中国国内に設置したサーバー上でウェブサイトを開設する必要があります。

最大のリスクとしては、中国政府にアクセスを遮断されてしまう恐れがあることです。
中国で違法とみなされるコンテンツが掲載されている場合、遮断されてしまうことがあるわけですが、自社にそのようなコンテンツがない場合でも、同じデータセンター内の同一IPアドレス群に遮断対象となるウェブサイトがある場合、巻き添えを食らってしまうことがあります。

もうひとつの問題は表示速度です。
中国と日本との間の回線はあまり太くないので、中国国内のサーバーへのアクセスと比較すると表示に時間がかかります。
その点でおすすめなのが香港にあるサーバーです。
香港は現在は中国の一部なのですが、外国扱いになっていてICP登録が必要ありません。
(アクセスを遮断されるリスクは消えません)
また香港と中国は陸続きなので回線も太いです。
以前、アクセス遮断の問題で日本のサーバーに置いてあったサイトを香港のサーバーに移設したのですが、表示速度は圧倒的に改善しました。

ホスティングサービス
Internet Solutions HK(https://www.internetsolutions.hk/

日本からサイトを移設した先がこのサービスです。
日本や中国国内のサービスと比べるとちょっと割高です。
おすすめという訳ではないのですが、現在使用中のサービスなので挙げました。

アメリカのNetwork Solutionsとは関係ないと思われます。

 

香港运(http://www.webweb.com/)

Windows OSのみ(だと思う)
日本からのサイト移設先として契約したのですが、契約した後でWindow OSだと気づいたため現在は使っていません。