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気軽に返品で大人気 VANCL(vancl.com)

ここ数日麦考林の話題が続いていますが、先日ご紹介したとおり、2010年頃から麦考林を抜き急成長しているのが凡客诚品(VANCL)です。
自社ブランドのみを製造販売するSPAという業態で、日本で言えばユニクロに近いです。
VANCLホームページ

カジュアルウェアを中心に幅広い品揃えと低価格で、中国の若者に大人気です。
私の会社でも人気のようで、よく会社にVANCLの箱が届いているのを見かけます。

百度Indexでブランド名検索数の推移を見ると、2010年頃から検索数が急増しているのがわかります。
VANCLブランド名検索数推移

確かに2010年はWeb上至る所でバナー広告を見ましたし、フリーペーパーや地下鉄の駅貼りポスターなど街中でVANCLのブランド名を目にしました。

私がVANCLをよく利用している人に聞いたVANCLの魅力は、返品のしやすさでした。
VANCLでは、未使用でタグや包装がそのままの状態であれば、30日以内無条件で返品ができます。

気になった商品はとりあえず注文して、届いた実物が気に入らなければ返品できることで、通販向きでないと言われるアパレルでも気軽に注文してもらえますし、注文金額も大きくなります。Zapposも同じ思想ですね。

もちろんこの返品ポリシー以外にも、主要都市での物流拠点への投資や、梱包資材の工夫など、低価格と柔軟な返品ポリシーを支えるための工夫もしっかり行っています。

VANCLと麦考林は近いうちに集中してリサーチしてみたいと思います。

 

つぶやき
国慶節のお休みも終わり、中国は今日から出勤日です。
つまり来週の土曜日まで9日連続勤務なのです。
僕は10日までお休みです。同僚のみんな、ゴメン!

 

大人気のファッション総合サイト 麦考林(M18.com) その2

昨日ご紹介した麦考林ですが、もうちょっと詳しく見てみたいと思います。

Eコマースサイト「麦考林」を運営している麦考林集団は、1996年に上海で設立された上海麦考林国際郵購有限公司が母体となっています。
中国で初めて政府の認可を受けた外資系通販企業だそうです。
1999年には「麦網」というサイトをオープンし、Eコマース市場へ参入、2006年には小売店舗もオープンしマルチチャネル化しています。
中国におけるEコマースの先駆け企業なんですね。

現在、小売店舗網は全国20都市以上に広がっていますが、流通チャネルの多様化以外にライセンスの問題もあるのではないかと思います。
中国では無店舗販売が認められておらず、小売業のライセンス取得の際に、リアル店舗が存在することが必須となります。そのため本国では無店舗モデル(通販、マルチレベルなど)で成功していた企業もリアル店舗を持っています。

2008年には红杉资本中国基金(Sequoia Capital China)が麦考林の大部分の株式を取得したと発表しています。

現在では2000人以上の従業員を抱え、ファッション、アクセサリー、家具生活雑貨、健康用品、ペット用品など幅広いカテゴリーの商品を販売しています。

さて、百度Indexを使って麦考林の検索数推移を見てみると、2008年末にかけて急激に成長が見られます。グラフ上にあるアルファベットは、その時期にWeb上に掲載されているニュース記事を表しています。検索数とWeb上の記事の関連性が分かります。

2008年末を見てみると、「I」の文字があります。麦考林キーワード検索数推移

記事は、支付宝(Alipay)が麦考林のキャッシュフロー問題の解決に役立っているという内容ですが、多くのサイトがほぼ同じ文章を掲載していることから、支付宝?がプレスリリースを出したのではないかと推測できます。

支付宝は阿里巴巴(Alibaba)や淘宝(Taobao)を運営するAlibaba社が提供エスクローサービスで、確実な決済手段として急速に普及しました。
記事によると、2008年当時で既に口座数1億アカウント、一日の決済件数も200万件を超え、中国におけるオンライン決済のデファクトデファクトスタンダードとなっていた支付宝ですが、Eコマースのメインターゲットである20‐35歳女性に強く支持されており、支付宝の採用が麦考林の成長にも寄与しているとのことでした。

ただ、最近ちょっと伸び悩んでいるようにも見えます。
直近一年の「麦考林」キーワード検索数推移

ライバルVANCLについてもちょっと調べてみたいと思います。

 

つぶやき
日本橋の木屋で牛刀とペティナイフを買いました。
ずっと欲しかったんだよね~。料理が楽しみ♪

 

大人気のファッション総合サイト 麦考林(M18.com) その1

先日ご紹介した中国のEコマースサイトTOP10で、Stickinessランキング2位になったのが、麦考林(まいかおりん、http://www.m18.com/)です。
中国で大人気のファッション総合サイト麦考林

このカテゴリはVANCL(凡客诚品)というライバルサイトがありますので、2社を比較してみましょう。
まずはAlexa.comのデータから。
2010年春あたりからVANCLが麦考林を大きく引き離しているのが分かります。
麦考林とVANCLのアクセス状況

次に百度のキーワード検索数で比較してみましょう。
こちらでも2010年4月くらいからVANCLのキーワード検索数が急増しているのが分かります。
麦考林とVANCLの百度キーワード検索数

両グラフとも、2月頃に激減していますが、これは春節(旧暦お正月)の長期休暇による季節性のものです。

これらのデータを見ると、2010年春あたりに何かキーワードが隠されているような感じがします。次回はパート2として、もうちょっと掘り下げます。

 

つぶやき
Steve Jobs氏がお亡くなりになりました。本当に寂しいです。
僕とAppleとの出会いは、学生時代に買ったMacintosh Classicが最初でした。
彼が2005年にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチは、最高にクールで、今でも僕にとって大切な言葉です。
ご冥福をお祈りいたします。