面白くなってきました。
中国の検索エンジン市場といえば、百度が約8割のシェアを握って圧倒的な地位にあり、半撤退な感じのGoogleは徐々にシェアを落として現在では15〜16%程度と言われていました。
一見市場が硬直化しているかのように見えますが、実はローカル勢ががんばっています。大手ポータルサイト『捜狐」から2010年に独立した『捜狗』は、他の検索エンジンがイマイチ成長できていないのと対照的に、着実にユーザーを獲得しており、今やGoogleを抜いて市場シェア第2位と言われています。
また「フィッシングに強いブラウザー」として人気の高い『360』も検索エンジン市場への参入を発表しています。既に2億人が同社のブラウザーを利用していることから、ブラウザーのデフォルト検索エンジンとして導入されれば一気にシェアを獲得できるチャンスがあります。
百度は独占的な市場シェアにより、広告のクリック入札単価も高騰し、非常に大きな利益を出しています。これは他社にとっても投資する十分な理由となっていると思われます。
百度、捜狗、360の戦いが同展開していくのか、注目です。
つぶやき
人類で初めて月面に降り立ったアームストロング船長が亡くなったそうです。
あれから約半世紀、今度は中国が月を目指しています。
[百度]
[捜狗]
[360]