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中国人が持つ日本のイメージは「反中国」「変態」「軍国主義」

国際ニュースに強い中国の新聞『環球時報 (Global Times)』のウェブサイト『環球網』が、世界各国の第一印象キーワードを選ぶ大規模なネット調査を実施し、その結果を発表しました。
環球時報は中国共産党中央委員会機関紙である『人民日報』傘下の新聞です。

中国人の世界観 環球網ユーザーの世界各国イメージ・キーワード
中国人の世界観本調査は2011年11月末から2012年1月はじめにかけて、環球網が『中国ネットユーザーが選ぶ世界各国のイメージ・キーワード』という企画のもと実施したものです。
調査方法は、調査対象各国に関して10~30程度のキーワードを設定し、ユーザーにその国に対する第一印象のキーワードを選択してもらうというものです。
期間中30万を超える投票があり、環球網の調査の中でも過去最高の投票数となったそうです。中でも日本に対する関心は高く、日本に対する投票は15万票に達しています。

日本に対する印象
中国ネットユーザーの日本に対する印象で最多得票となったのは「反中国」で、得票率6.9%、合計22,251票でした。これは日本のメディアによる中国のネガティブな報道が、中国でニュースとして報道されていることが大きいと思われます。

続いて得票の多かったキーワードは「変態」です。
得票率6.9%と僅差でした。
オタクという言葉は「宅男」(女の子なら「宅女」)として、中国でも一般用語化してきていますし、中国のメディアで「変態日本人」のニュースが報道されることも珍しくありません。

得票率6.3%で第3位を獲得したのは「軍国主義」と「靖国神社」です。
日本人の感覚からすると「?」なキーワードですが、日中間の歴史問題というのは、共産党にとって今も重要なテーマのひとつであり、常に日中戦争当時の記録写真がニュースサイトに掲載されたり、日中戦争に関するテレビドラマが放映されたりするほど、関心を持ち続けられているトピックなのです。

残念ながら、日本に対する第一印象キーワードの上位には、ネガティブなキーワードばかりが並んでしまいました。これ以降も「虚偽」、「男尊女卑」といったネガティブなキーワードが並ぶ一方、「勤勉」、「クリエイティブ」、「エコロジー」、「先進的」、「節約」、「礼儀正しい」といったポジティブなキーワードも票を得ています。

文化面では「AV (アダルトビデオ)」が5%を得票。
人気女優の蒼井そらちゃんは、中国版Twitter『新浪微博』で900万人以上のフォロワーを持ち、フォロワー数ランキングでトップ20に入る人気ぶりです。

各国の第一印象キーワードは下のリンクからどうぞ(中国語)。

つぶやき
昔の同僚と渋谷で一杯、いいネ!

[環球網]

 

中国のインターネットユーザーはネットで何してるの? CNNICの統計レポートから

昨日、中国互聯網信息中心(CNNIC)が発表した最新のインターネット普及統計の一部をご紹介しましたが、今日もその続きです。
今日は中国のインターネットユーザーが、インターネットで何をしているかという内容です。

中国のインターネットユーザーはネットで何をしているか?利用者が最も多いのはインスタント・メッセージング(IM)です。
中国ではテンセント社が運営する『QQ』が圧倒的に人気ですが、都市部のホワイトカラーやビジネスシーンでは、マイクロソフト社の『Messenger』の利用が多いです。

続いて検索エンジン音楽ニュースなどとなっていますが、5位に入ってきたのがネット動画です。
以前にも『中国のネットユーザーはテレビよりもネット動画が好き』や『中国のネット動画サービス 優酷、土豆、酷6、楽視』などで、中国ネットユーザーの動画好きについてご紹介しましたが、2011年は4000万人以上のユーザー数を増やしています。

もっとも大きくユーザー数を増やしているのが「微博(Weibo)」です。
大手ネットポータルの「新浪(Sina)」が運営する『新浪微博』がダントツのトップシェアですが、カテゴリ全体でも利用者を3倍近く増やしています。

網絡購物(オンライン・ショッピング)や網上支付(オンライン・ペイメント)などのショッピング系も、対前年比20%以上の成長を見せていますが、ショッピング系で注目は、なんといっても「団購」です。
団購はグループ購買のことで、いわゆる「グルーポン系」サービスを指します。
2011年は団購のユーザーが対前年比2.4倍と大きく成長した年でしたが、非常に厳しいシェア争いが繰り広げられ、現在は既に淘汰のステージに入っています。

全体的に利用ユーザーが増えている中で、唯一大きな落ち込みを見せたのがオンライン株取引です。利用者が4割以上減っていますが、これは株式市場の大きな落ち込みとの関連が強そうです。

 

つぶやき
今朝は久々に東京の通勤電車を体験しました。
やっぱり日本はマナーいいですね。

 

CNNICが最新統計データを発表 中国ネット人口は5億1310万人に

中国のインターネットを管理している「中国互聯網信息中心(CNNIC)」が、中国のインターネット普及状況に関する最新の統計データを発表しました。
中国のインターネットに関する統計情報は、ネット企業やリサーチ会社などからも多数発表されていますが、CNNICは政府公式統計とも言える情報なので注目です。

中国のネット人口は5億1310万人
中国のネット人口は5億1310万人2011年末時点の中国のネット人口は5億1310万人となり、人口普及率は38.3%にまでぞうかしました。だたし、2007年以降2010年まで人口普及率が毎年6%成長だったのに対し、2011年の増加率は4%にとどまっており、成長率が減速しているのが伺えます。

人口普及率が4割にも達していないのに、もう成長が鈍化?と思われるかもしれませんが、ここが中国の統計が「合計だけを見てはいけない」典型的な例です。

最終学歴別インターネット普及率
中国の学歴別インターネット普及率今回のレポートには、最終学歴別のインターネット普及率が出ていました。
「大専及以上」というのは、日本での短大以上に相当します。
「高中」は高等学校、「初中」は中学校に相当します。

これで見ると、短大以上卒の95%以上にインターネットが普及し、高卒も普及率が90%に達しています。
あなたのターゲットにしているお客様が高卒以上の学歴なら、ターゲット層のインターネット普及率は4割ではなく9割なのです。

中国は国土が広く、またここ20年ほどで急速に経済発展している国なので、地域別や年代別の格差が非常に大きい国です。ですから中国全体の統計情報は、ほぼ使い物になりません。ターゲットにしている地域や属性に応じたピンポイントの情報収集が重要です。

定期的に発表されるCNNICの統計情報は、ほかにも多くの統計情報が掲載されていますが、残りはまた別の機会にご紹介します。

つぶやき
上海虹橋空港は春節休暇に合わせの帰国組で満席でした。
しばらく東京にいます。

[CNNIC]